フランスのジヴェルニー印象派美術館にて2013年7月13日~10月31日まで開催されました「平松礼二・睡蓮の庭 モネへのオマージュ展」は大好評裡に終了致しました
会期中の入場者数は73,922人、カタログの売上部数6,000部(販売金額、約2,700万円)とジヴェルニー印象派美術館の開館以来の新記録となりました。
オルセー美術館学芸長のシルビー・パタンさんはインタビューに答えて、「平松はモネの視点に日本の伝統美を加え、私達に新たな世界を見せてくれる画家なのです。」と述べています。この発言は平松芸術がこれまでの日本画という枠に留まらない普遍的な世界的絵画の世界に到達していることを示唆しています。
このような評価を背景に本年6月12日からはベルリン国立アジア美術館で、「平松礼二展 睡蓮画・モネへのオマージュ」が開催されることになりました。この展覧会では今回の展覧会を契機にジヴェルニー・印象派美術館が収蔵した作品群が巡回展示されます。
またヨーロッパの美術コレクターの関心も高まり、フランスをはじめとしてスイス・ベルギー等から作品購入に関する問合わせも相次いでいます。
2013年9月15日にはNHK新日曜美術館において「命めぐる睡蓮の庭 平松礼二 モネとの対話」と題して、45分間の特集が放映されました。ジヴェルニー印象派美術館の会場風景から軽井沢のアトリエの庭に咲く、モネ財団から友情の証しとして株分けされた睡蓮の生命の循環を見つめて描いた六曲一隻屏風の制作過程を追って、印象派の巨匠・モネと現代に生きる日本画家のまなざしの交差によってどのような作品が生まれたかをドキュメントしています。平松芸術の現在を知るための貴重な映像となっています。